土地の権利と維持の義務

土地の権利と維持の義務 樹木葬を行った場合、その使用している土地の権利や維持の義務は誰にあるのでしょうか。費用を支払った使用者にあるのか、それともその墓地を管理している霊園のあるのか、素朴な疑問を持つ方もおられるかもしれません。結論から言うと、民間や公的な施設に関わらず、墓地を管理している霊園側にあります。樹木葬として特定の区画を使用する場合、それは普通の墓石を使ったお墓と同様に、その土地を購入したのではなく、使用する権利を購入したにすぎません。ただ一度購入すれば永代使用することができるのが一般的です。

樹木葬で使った土地の維持については、基本的に霊園側が行うことになります。そのために通常は管理料が支払うことになります。永代管理料という形で1回のみの支払いの場合もあれば、毎年支払う場合もあります。生前から樹木葬の契約をした場合でも、契約したときから管理料は発生します。なお草むしりなどを遺族が行って綺麗にするのは問題ありませんが、勝手に樹木の周りに花を植えてガーデニングすることはできません。

樹木葬をする墓地は、土地を維持できるところに

樹木葬をする墓地は、土地を維持できるところに 樹木葬を選択する場合の望みは、自然に還りたいというものであることが多いでしょう。その願いをかなえるために、樹木葬をする墓地が、その後も長く墓地として維持し続けられるかどうかを正しく判断する必要があります。土地利用は、数十年程度でも大きく変わります。数百年そのままであることを保証できる土地は、決して多くはありません。けれども樹木葬を望む人々の願いは、せめて数百年はそのまま置いておいてほしいというものでしょう。数百年前の遺跡発掘なども現在おこなわれていますから、そうしたことにならないような場所であることが望まれます。
そうならない可能性が高いのは、千年近く続いているような寺の墓地であると考えられます。千年続く寺というのは、全国規模で探せば、結構な数存在します。この千年の間に、世の中はそれはそれは大きく変化しました。今後、今までの千年以上の激変があるかどうかは定かではありません。これまで千年以上続いたという意義は、大きいと見られます。